大 垣 名物「水 ま ん じ ゅ う」、郭町「金 蝶 園」で。 大垣市郭町2-10 金蝶園総本家 / 御菓子司 本家 金蝶園 「HP」

 「水まんじゅう」120円。
 流水に浸したお猪口入り水まんじゅうの店頭販売風景は、東海エリアの夏の風物詩。涼しげな風情を醸してて、その内、行かなきゃって思ってたんだけど、有名な2店舗(同名別経営)のHPを見ると、駅前の金蝶園は9月でも食べられるけど、大垣公園東側の店は、8月末までってなってるから、ギリギリ8月最終土曜、岐阜羽島のコストコついでってことにして、ちょっと足を伸ばして大垣入り。
 ちなみに車は、「奥の細道むすびの地記念館」の無料駐車場に停めて、市内11ケ所で貸出してる無料のレンタサイクル(すいとGO!)を記念館で借受け。ちなみにレンタサイクルは予約不可だけど、ほとんど認知されてないから、記念館での貸出は土日も断ったことがないんだって(駅から離れてるからかも)。
 で湧水で口を潤して、レンタサイクルでまず向ったのが、大垣駅南口から美濃路通りを南下した大垣公園東側(郭町)の「金蝶園総本家」。冷たくて美味しい湧水が自噴してる「大手いこ井の泉緑地」の直ぐ横立地。
 店頭には流水に浸したお猪口入り水まんじゅう。
4種の餡で、小豆・抹茶・いちご・コーヒーから選択、1個120円。
 ありがちな地方の和菓子屋然とした造りで、女将さん?が地元客の進物応対中。ふらっと入った女房と俺には、もう一人の年配女性店員さんから声かけ。
 水まんじゅうをお店で食べたいと伝えると、早々、氷水の入った透明な器が2つ。
 てっきりHPで見た2個入りのお茶セット(280円)かと思って、2人で1個ずつ食べればいいから、「1つでいいです」って言うと怪訝な顔。 そりゃそうだよね、店員さんは1人1個ずつ氷水の器に入れてくれるつもり。
 何と個売価格に追加料金なしでサービスか。
 ここの後にも何軒か食べるつもりだったから、これはとってもありがたい。
 で餡はどれにするか聞かれるので、2人分、小豆ともう1つ抹茶かな?って頼むと、店頭の流水ケースに器を持っていって、その場で中身をくり抜いて氷水に浮かべてくれる。 が見てると抹茶よりビジュアルが良さげ。急遽、イチゴに変えてもらったのを、店員さんが「氷水と一緒にお食べください」とレンゲ付きでお膳提供。
 ちなみにお店の奥にテーブルが並んだ部屋もあるんだけど、外光の中で食べた方が美味しく感じられそうだし、入口脇のミニテーブルでイートイン(店舗前のベンチでも開放感あり)。 セルフの麦茶を紙コップで用意してると、もう1つ頼んだ■「金蝶園饅頭」130円も提供。
 蒸されて温かい酒饅頭。じゃ水まんじゅうの前に、砂糖は使ってないらしいこっちから。 ん、甘さ控えめぇ~。それに皮に酒種を使ってるから?ほんのり酸味も入ってる?
 ちょっとだけ変わってるけど、まぁ普通に美味しい酒饅頭。
 で●「水まんじゅう」120円。餡を芯にした、水に強いわらび粉入りのツルンとした葛饅頭。小豆は、まぁ想像の範疇。でも氷の浮かんだ湧水と食べると、清涼感と美味しさUP。それから色みだけで選択したいちご。氷水と食べると、どことなくかき氷を食べてる様な感覚。変更は正解だったみたいね。 水まんじゅうそのものは、想像通りだけど、シャリシャリ感のある氷水と食べると、中々粋なもんだわ。多分に、湧水が美味しいってのがポイントじゃないかな?
 ってこの後、2軒、水まんじゅうを食べたんだけど、実は餡もここが一番、美味しかった。手広くやってる感たっぷりの駅前(高屋町)に比べたら、こじんまりとした町の和菓子屋然とした風情も好印象(実際には隣地に工場ビル)。湧水を眺めながら食べられたら更に良しだけど、町の和菓子屋で食べる「水まんじゅう」も、案外、気に入った。77点。 でも大垣って平坦だし、市内に流れる水路や大垣城散策に湧水巡りもレンタサイクルでスイスイ。もちろん水まんじゅうも。夏の水都大垣、予想以上に堪能出来ちゃった。
HP:寛政十年1798年、初代が菓子何処「舛屋」創業。安政二年1855年、金蝶園饅頭を完成。それを藩のお茶菓子として献上した処、大垣藩の家老小原鉄心から、「菜種咲く花は★黄金の饅頭に慕うや★蝶の賑わいの★園」というお誉めの言葉をいただき、その後屋号を「金蝶園総本家」とし現在七代目となる。
駅前(高屋町)の「金蝶園総本家/本店」のHPにも金蝶園饅頭同様の記載あり。先祖はつながってるんだろうけど、現状は全く別経営ってことらしい。この2店以外にも複数の金蝶名称の店があって、「金蝶堂総本家」のHPでは、初代が別人で、小原鉄心から褒美で★金の★蝶のかんざしを賜わったってことになってる。
ちなみに「水まんじゅう」は、金蝶園が明治の初めに作り上げたもの。少なくとも明治辺りまでは、駅前(高屋町)の店も大垣公園東側(郭町)の店も同根だったのかもね。
「食べログ金蝶園総本家」
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